沖縄に行ってきたよ♪ 第3夜

沖縄も3日目。土曜日の明け方。
僕は昨晩てーへんなぐらい飲み過ぎたにもかかわらず、
5時22分に、目を覚ましました。辺りはまだ薄暗く、静か。
色んな鳥の声が折り重なって聞こえてきます。ヤモリの泣き声も。


生まれて初めて、こんなヤンバルの奥地に来ているんです。
僕にはやらなければならない事がありました。
そうです。



ヤンバルクイナ見物です。


ヨダレだらけのこりさちゃんを叩き起こして、
服も着替えずソロリソロリと車へ。
そーっとエンジンを掛けて出発です。



昨晩は、しこたま、てーへん、じんじょーじゃねぇーぐらい飲んだのですが、
何故か二日酔いにはなりませんでした。
食べ合わせが良かったのかな?
いつもなら確実に撃沈されて、便器の前に倒れこんでいるところです。
ナンだかよく分かりませんが、元気で、とにかくラッキーです♪



僕らは慎重に、県道70号線を下っていきます。
ヤンバルクイナは、明け方か夕方にしか見れないそうです。
車では山に入らないといけないと思ってたんですが、
夕べ食事の時に、老夫妻やグリーンのTシャツの彼女から伺った情報では、
「普通に県道を走っていても見れる」との事。…マジですか?!
そういえば、来る途中の道すがらにも、「ヤンバルクイナに注意!」
ヤンバルクイナとの事故多発!」といった標識が目立ってたです。
ということで、慎重に走らないと、ブラインドカーブを抜けたところで、
ヤンバルクイナさんとぶつかったりしかねません。注意だ。



でも、「そうは言っても、そう簡単には見れないんだろうな〜」と思ってたら、
車の前方 50m をトトトッと横切る黒い小さな影?! ブレーキ。
減速しつつも近づくと、赤いクチバシ、細い体。


ヤ、ヤンバルクイナやん! (´゚Д゚`)ンマッ!!


すかさず写真を撮ろうとしますが、間に合いません。
車が近づく数秒の間に、ヤンバルクイナは路肩の茂みに消えていきました。
走り出して僅か数分。本当に見れてビックリしました。
すごく運が良かったんだろうなーと思ったのですが、
その後も車を走らせると、チラリチラリと見かけます。
なんだ、本当に沢山見れるんですね。(*'ω'*)


とは言え、明け方の薄暗い空の下、望遠だし、写真だけは全く撮れません。
撮っても撮っても、激しい手振ればっかりです。 。゚(゚´ω`゚)゚。ピー
でも素敵な風景の写真は沢山撮れました。
朝の山原(ヤンバル)は美しいです。




そうこうしていると、ナビの情報では米軍の演習場に差し掛かるらしいです。
朝ごはん前にお風呂も入りたかったので、ここらで引き返さないと…と思って、
県道70号線から、わき道の林道に入ってみました。
どうなるのか分かりませんが、大きな道沿いよりは、
林道の方がヤンバルクイナを沢山見れるのではないか?という期待です。


林道を少し進むと、一台の車が停車しています。
車の窓からは、大きなバズーカのようなレンズを付けたカメラが覗いてます。
通り過ぎ様にその車をみると、車の主は、昨晩一緒にご飯を食べた老夫妻でした。
僕らは車を停め、老夫妻に話を聞いてみました。
「少し先のカーブのところの左側にヤンバルクイナの餌場があるんだよ。
 それでそのカーブの辺りをヤンバルクイナが往復しているから、
 それを写真に撮ってるんだ」とのこと…。マジですか?!
…で、僕らも嬉しくなってしばらくご一緒に観察させてもらうことに。



…待つことしばらく…。
1匹くらい通りすぎたみたいでしたが、僕には見えず。
ちょっと思ったよりも遠いぐらいです。(*'ω'*)
時間もあったので、僕らは改めて林道を進むことに。
夫妻にまた後でーと声を掛けて、再度出発です。



林道は深い森のようになったり、開けて丘のようになったり、
広くなったり、狭くなって車が通れるか心配になったりを繰り返しつつ、
ヤンバルの深い森の中を進んでいきます。
風が冷たくてなんだか良い香りがします。
なんだろう? 草木の匂いだろうかな?
道はカーナビだけが頼りです。
途中、カーナビにある道を進んでいくと、エライ事になりかけて
バックで2百メートルほど引き返す事態にもなって、焦りました。
マジでちょっとした恐怖でした。
でもそれ以外は特に面倒なこともなく、宿まで戻ることが出来ました。
期待した林道でのヤンバルクイナでしたが、あんまり見れませんでした。
県道を走ってた方が良かったかも知れません。
宿に戻る頃には、薄暗かった空は明るくなり、
今日という一日が元気よく「おはよう!」と挨拶していました。


宿に戻ってから、お風呂に入り、
そしてお待ちかねの朝ごはんです。



美味しかった〜♪
とくにお味噌汁が、薄味ながら素朴な味がして美味しかったです。
宮城さんは一瞬現れたのですが、食事中にどこかに消えてしまいました。
食事はまた宿泊客みんなで楽しくいただきました。
ご馳走さまでした。


ところで、昨日僕らを迎えてくれた三毛猫のサミーは、
台所カウンターの上のカゴでぐっすりと寝ていました。
かわゆいヤツです♪



食後にはすぐに準備をして、宿を出ます。
奥さんが笑顔で元気良くお会計してくれました。
カバンを持って車に向かうと、
魚突きが趣味の青年3人組がテラスで和んでました。
行って来ます!と元気に挨拶しておきました。
この宿には、きっとまた泊まりに来ると思います。


…というところで、いつまでたっても終わらないので、今回はここまで。
続きは、こちら!



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