はだかの大将は、ゆっくりゆっくりと歩いたのだ

今日は伊丹市立美術館に行って来ました。
バリオスで行きたいところではありましたが、お嫁ちゃんが「寒そう…」とのことで、車で行って来ました。雨も降りそうな予報だったし、実際帰りは降り出したし、賢明な選択だったと思います。


伊丹市立美術館では、「はだかの大将」でお馴染みの、放浪の天才画家、山下清さんの展覧会が催されていました。美術館に入ると、結構な数の人。前に行った兵庫県立美術館シャガール展もすごかったけれど、今日もかなり多かったです。日曜日というのに加えて、実は今日が最終日だったので、ある程度覚悟はしていたんですけれど、多かったです。チケットを買って順路に沿って見て回りました。


山下清さんは小さな頃にイジメにあっていたそうです。12才の頃、知的障害者施設である八幡学園に入園し、貼り絵(ちぎり紙細工)はその学園で学んだものでした。彼はこれに没頭し、技術を高めつつ、次第にその才能を開かせていきました。


山下さんの絵は、とても素直で大らかな感じがしました。もちろん、彼の年齢、そして時代や状況によって、絵にも変化は見られましたが、僕は特に10代の頃に書かれた絵にとても心惹かれました。10代の頃の絵は、保存状態が悪かったのか、多くのものが褪色したり傷んでいたりしていましたが、それらにも不思議と鮮やかな色彩を感じました。なんでしょうね。良い絵…というか、素敵な絵というものは、上手いとか下手とか、そういう理屈では表せない何かがあるんだな、と思います。僕は、1枚1枚の絵から感じられる、しっとりとしたりホンワリしたり、時に面白かったり、そして暖かかったりする感触を確かめながら、沢山の作品をゆっくりと眺めて回りました。


時折、絵と一緒に、放浪記の一文が添えられています。読むと、物事の捉え方がとても面白く、感心させられたり、面白かったり、様々に考えさせられたりしました。…彼の書いた放浪記には、句読点が無かったそうです。彼曰く、「しゃべる時には、『てん』とか『まる』とか言わないから、書かない」だそうです。「そうだよなー」と、ひとしきりに僕は感心しました。


展示のショーケースの中に、その放浪記の実物が展示してありました。ちょっぴり悔しかったのは、僕の方が字がずっと字が汚かったことでした。山下さんの字だって、とてもキレイとは言えませんが、いやいや、僕の方がずっと汚いのです。流石です♪




帰りに、伊丹のバイク用品店「バイクセブン」に寄りました。初めて行ったんですが、すごい大きなバイク用品店で、これはもう、ヤバイです。今日は時間が無かったのですが、今度ゆっくり見て回りたいと思いました。


ETC車載器が、現在キャンペーン期間中だということで、今なら安く購入できるようになっていました。ETCは元々考えていたし、今は安く買えるみたいですし、近く高速道路が1,000円になるという話もあったし、結構便利だし、ETC関連割引で結構すぐに購入費の元も取れると思ったので、なんとか買ってもらおうと、お嫁ちゃんにお願いしてみたのですが、どうもお嫁ちゃんは気乗りしない感じ。それで、今日は諦めて帰ってきました。ただし、「今日は」です。自分のお小遣いで買うんだったら、文句無いでしょ?! …で、来週25日は、お小遣いの支給日です。ぐふふふー。文句言うなよー♪ ……と、何やかやとバイクに関連する散財の日々が始まりそうですが、そんなことはありませんよ。今はほら、最初だから、色々と物入りなだけです。あと他に予定にあるのは、近畿のツーリングマップルを購入するぐらい。そこで一旦終了です。


だから、あんまりブーブー文句言わないでね、こりさちゃん♪


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★今日はカワサキじゃないですが。(^^;