Google App Engine/Python の開発を Aptana で!
すみません。お仕事ネタが続きます。 (*´I`*)
最近の僕の周辺状況的に仕方がないーということで、お許しを。
で、先日から始めた Google App Engine のお勉強ですが、とりあえず IDE は「使い慣れた Aptana を使いたーい!」…ということで、準備してみました。で、手順をググってみたんですが、するとすぐにコチラ→「Google App EngineのWebアプリ開発をAptanaで」が見つかりました。詳しく書かれていたので「簡単に出来るかな〜」と思ったのですが、いつものごとく…しょーもないことで…難航してしまいました。
なんやかやで難航するのは知識が乏しいからです。(T_T;
で、一応難航しながらも目的達成いたしましたので、以下に設定などをメモしておきます。なお、とりあえず、Aptana はもちろん、Python やら Google App Engine SDK はインストール済みとします。この時点での僕の環境は Windows Vista、Aptana Studio Comunity Edition 1.2.7、Python 2.5.2、App Engine SDK 1.2.0 です。これらのインストールに関しては、(特に解説もしていませんが)前回の記事を参考にしてください。ちなみに、Aptana は pleiades で日本語化済みです。
まずは Aptana に Pydev をインストール
Pydev は言わずもがな、Python の開発環境です。Aptana にプラグインとして追加できます。Aptana の WebSite からもダウンロードページを辿れますが、つまりは↓のページです。
http://pydev.sourceforge.net/download.html
このページで次のように案内してあったので、その通りにしました(Aptana ユーザーの方は時々やっているアレですね)。
Go to the update manager (inside the help menu) and add update site: http://pydev.sourceforge.net/updates/ or some other specified url (Eclipse should do the rest)
- メニューから、[ヘルプ] > [ソフトウェア更新] > [検索とインストール] と選択し、「インストール/更新」ダイアログを出します。
- [インストールする新規フィーチャーを検索] を選択して [次へ]。
- [新規リモートサイト] ボタンから「新規更新サイト」ダイアログを出し、名前を「Pydev」、URL を 「http://pydev.sourceforge.net/updates/」と入力して [OK]。
- 前の画面に戻るので、追加した Pydev が選択されているのを確認して、[完了] 。
- 次の画面で、[Pydev] フィーチャーを選択し、[次へ]。
- 後は、使用許諾などに OK していって完了です。
Aptana に Python インタープリターの設定
Aptana さんに Python のインタープリターの所在を教えて差し上げます。
- メニューから、[ウィンドウ] > [設定] で「設定」ダイアログを表示し、[Pydev] > [インタープリター - Python] のセクションを選択します。
- [新規] ボタンから、インタプリター指定のダイアログを出し、次のように設定して [OK] です。[インタープリター名] は適当でよろしいです。インタープリターには実際にインストールした Python の python.ext をフルパスで指定します。
- 「システム PYTHONPATH」に追加するフォルダーを聞いてくるので、とりあえずデフォルトの選択内容で [OK] しました。すると元の画面に戻り、ちゃんとインタープリターが追加されたように見えますが、ここで [OK] してもエラーになります。僕はこれでしばらくハマリました…(実を言うと Aptana で起動構成を設定するのが今回初めてだったりして…)。そこで…
- 同じ画面で、追加された Python インタープリターを選択します。すると、「ライブラリー」の欄に幾つかパスが表示されて次のような画面になりますので、この状態で [OK] ボタンです。インタープリターが追加されます。
Pydev プロジェクトの作成
- メニューから、[ファイル] > [新規] > で、「Pydev Google App Engine Project」を選択します。一覧に無ければ、[その他] から「新規」ダイアログを出すと、「Pydev」のセクションに見つけれると思います。選択して [次へ]。
- 「Pydevプロジェクト」の新規作成画面が出ると思うので、次のように設定。[文法バージョン] には「2.5」を、[インタープリター]には先ほど追加した「Python25」を選択します。そして、[次へ]。
- 次に、Google App Engine のインストールディレクトリを聞かれるので、[参照] からインストールディレクトリを指定します。すると、次の画面のように、必要なライブラリが自動選択されると思いますので、これで [完了] したら、プロジェクトの完成です。
起動構成の設定
- メニューから、[実行] > [起動構成の実行] と選択して、「実行」ダイアログを表示し、[Pydev Google App Run] > [新規構成] のセクションを選択します。
- [メイン] のタブで、次のように設定します。
[名前] は適当に。[プロジェクト] にはプロジェクト名を、[メインモジュール] には、GAE のテストサーバー(dev_appserver.py)のフルパスを指定します([参照] からは指定できなかったので、手入力しました)。 - 次に [引数] のタブに移り、次のように設定します。
[プログラムの引数] にプロジェクトフォルダのフルパスを指定します。二重引用符で囲みます。ちなみに、「${project_loc}」と書くような記事もあるのですが、僕の環境ではエラーになった為、フルパスを直書きしました。また、もし「src」フォルダにファイルを置くようであれば、パスの最後に「\src」を追加してください。僕は src フォルダは使わないので、付けていません。 - 最後に [閉じる] でダイログを閉じて、これで設定完了です。
ここで、[実行] を押すと、テストサーバーが起動しますが、プロジェクトファイルが無ければ、エラーになります。
動作確認
- とりあえずの動作確認なので、参考にさせていただいた記事にならって、「google_appengine」の中にある「new_project_template」フォルダ内の次の3つのファイルをプロジェクトフォルダにコピーしてみてください。
app.yaml main.py index.yaml - そして「app.yaml」の設定を書き換えます。「application:」という項目があるので、それをプロジェクトフォルダ名に書き換えます。 この例の場合、「application: HelloWorld」となります。
- 最後に、設定した起動構成で実行します。
http://localhost:8080/を開いて「Hello world!」と表示されれば OK でーす!
お疲れ様でした! ☆(o・ω・o)ゝ